介護予防について

介護予防は、高齢者が要介護状態等となることの予防や要介護状態等の軽減・悪化の防止を目的として行うものです。特に、生活機能の低下した高齢者に対しては、リハビリテーションの理念を踏まえて、「心身機能」「活動」「参加」のそれぞれの要素にバランスよく働きかけることが重要です。
高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけを目指すものではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促し、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現のための取組を支援して、QOLの向上を目指すものです。

災害時にわたしたちができること

災害が発生すると動くことが少なくなったり不自由になるなど生活が不活発となり、筋力低下や活気がなくなるなど生活不活発病を発症するリスクが高まります。生活不活発病は過去の災害でも多くの方が悩まれ、対策が非常に重要視されています。
災害時のリハビリテーション専門職は地域の皆さまが生活不活発病や災害関連死とならないようにリハビリを行い、一日も早い生活の再建・復興を目指して活動していきます。

訪問リハビリテーションの役割

訪問リハビリテーションは、利用者の実際の生活の場にお伺いして、日常生活の自立と家庭内さらには社会参加の向上を図ることが目的です。
実際には、心身障害、生活障害、住環境等を確認して自宅生活の中で利用者自身の機能維持・向上を図りつつ、医療機関では行うことができない実際の生活場面に即した能力的な部分へのアプローチを行っていくことができるサービスです。利用者が安心、安全にその人らしい在宅生活が継続できるように支援していきます。